AZ A BAJ・・

東欧の街角から日々の徒然
ロウソクと満月と
11月1日、友人と墓地に向かった。



ハンガリーの祝日の中でも、
わたしのお気に入りの『万聖節(諸聖人の日)』、
ろうそくと花を持って、お墓参りをする日。



去年はクラクフで、この美しい夜を迎えたんだっけ。
今年はブダペスト、東駅の近く、ケレペシ墓地を散歩した。
おりしも、翌日、11月2日『死者の日』は満月!
暗くなり始めた空に、ほとんど真ん丸な月がぽっかり浮かんだ。



先祖の墓だけでなく、歴史に残る人々の墓にもろうそくが灯される、


(女優、ブラハ・ルイザの墓)

母から子へ、どんな偉人だったかを語りながら。

(詩人、アディ・エンドレ)

あたりはどんどん暗くなって、ろうそくの光で周辺が映し出される。







そして、頭上から、満月の柔らかな明かり、幻想的な夜。

| ブダペスト日々徒然 | 08:33 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
秋晴れ最後
信じられないくらい晴天が続いた9月、
気温も連日20度を超えて、半袖の日々、
ここまで来ると、温暖化が本当に心配になってくるほど。
そして、今日、週の初めの月曜日、朝からじゃんじゃんぶりの大雨、
気温もぐっと下がったので、急いでバルコニーの植木鉢を部屋に入れた。

最後の秋晴れだった日曜日(午前中は曇っていたけど)、応用美術館へ。
ブダペストは今月初めから『デザイン週間』、いろいろな展示がある。
毎月開催されているインディー系デザイン蚤の市(勝手に命名・笑)『WAMP』は今月、デザイン週間の一環で、応用美術館で開催。

wamp

いつもより、服飾系デザイナーの出展が多かったかも、
毎回出展している人も多く、だんだん知っている顔が増えている。

応用博物館はハンガリー世紀末を代表する建築家、レヒネルの建築、
ジョルナイのタイルが美しい、ハンガリーらしい愛らしい外観だ。

wamp

階段の踊り場、開いていた窓から、ふだん目にしない
建物の裏側が見えた、ここはまだリノベーションされていないんだ、
ところどころ剥がれ落ちている、鮮やかな色の外壁が
秋の最後の太陽に鮮やかに照らされていた、
ブダペストのこういう風景が好きだなぁ。

wamp

そして、今週のブダペスト、むこう一週間の天気予報は、
くもり、雨、そして、雪?最低気温はマイナスになるかも?
暖かい秋から、一気に初冬?半袖からコート?
明日はたんすの中身を入れ替えなきゃ、着る物が無いかも。
| ブダペスト日々徒然 | 23:31 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
山のパガニーニ
ルーマニアの北部、昔ながらの伝統的な生活が、
今でも色濃く残るマラムレシュ地方、緑美しい東欧の秘境。
この地方の村の音楽家を訪ねて何年経つのだろう。

Ionu lu' Grigore

戦前、この地方に住んでいたユダヤ人のために演奏されていた曲を
覚えているロマ(ジプシー)ミュージシャンを探していたので、
年老いたベテランの音楽家を訪ねる事が多かった。

家に招いてもらって、同居人は録音を、わたしは撮影をする、
忘れられない時間がたくさんある。でも、残念ながら、
その後、亡くなったミュージシャンも少なくない、時が経つ事の無常、
戦前の事を覚えている人を探すのは難しい時代になってきた。

Ionu lu' Grigore

ちょっと前、パガニーニとニックネームのついた
サリシュテ村のヴァイオリン弾きの訃報を聞いた。
胸がつぶれる思いだった、
また、ひとつの時代が終わってしまったのかと・・・。

数年前、初めて彼の家を訪ねた時、病み上がりにもかかわらず、
突然の訪問客のわたしたちに、極上の笑顔で演奏を披露してくれた。

Ionu lu' Grigore

2度目に訪れた時は、見違えるように元気いっぱいで、
別の村の音楽家を訪ね、一日中、いろいろな曲を弾いてくれた。
休憩にパーリンカ(果物の蒸留酒)を飲みながら、タバコをふかしながら。



Ionu lu' Grigore

秋の美しい光の中、パガニーニの奏でる音が山に吸い込まれていく。

Ionu lu' Grigore

この豊かな時間を、わたしは忘れない、
きっと天国でも演奏しているんじゃあないかな、笑顔で。

(ルーマニアのテレビの特集、彼の思い出のユダヤのメロディー)


| 東欧音景 | 23:27 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
自転車の旅
信じられないくらい暖かく穏やかなブダペストの9月、
日中はまだ半袖を着ていても大丈夫なほど。

ちょっと前、友人と2人で自転車に乗って小旅行に出かけた。
ハンガリーと国境を接するオーストリアのブルゲンランド州、
世界遺産にも登録されているノイジードラー湖の周りには、
自転車専用道が作られているのだ。

Burgenland
(ブダペスト東駅)

ブダペストから列車を3本乗り継ぐ。
ここから、ちょっとマニアックな話だけど、
もしかしたらこの先、行ってみたいという人がいるかもしれないので
ちょっとした豆情報。ハンガリー鉄道のウェブサイトで時刻を調べる時、
自転車の輸送にチェックを入れると、自転車を持ち込める電車が出てくる。
ただ、自転車専用の車両などが連結されていない列車の場合は
列車の詳細部分に自転車マークが記載されていないので、
本当に自転車を持ち込めるのか不安になると思う。
が、ここはハンガリー、持ち込めるのである、鈍行列車では
二等車に限って一番前か後ろの車両の連結部分に乗せてもいいらしい。
乗車券に加えて、自転車用の切符の購入が必要となる。

burgenland

ただ、日本のようにプラットホームと列車の高さが同じではないので、
自転車を持ち上げなければならない列車も多い。
先に列車に乗った友人が、ほっぺたを押さえている、
自転車を持ち上げたら、ハンドルが顔に当たったらしい、
エイジング・アマチュア・サイクリング・クラブ(AACC)
前途多難な出だし(笑)

2本目の電車には自転車用の車両があった、
でも乗り換え時間が意外に短くちょっと焦る。

burgenland

そして、国境を越える3本目の列車はオーストリア鉄道のモダンな車両、
自転車やベビーカーにもやさしい、低床の車両、らくちん。

burgenland

わたしは学生時代、東京から博多までママチャリで行った事がある。
ある夏、友人たちが原付で沖縄まで行く計画を立てていて、
免許が無いけど、ただ単純に、沖縄に行きたかったわたしは、
ママチャリで出発した、若さのパワーと言うか、アホと言うか・・・。
それまで修学旅行の京都くらいしか行った事のなかった西日本を訪ねて、
それなりにカルチャーショックを受けて、
二週間後、博多から船に乗って沖縄で友人たちと合流したのだ。
友人たちは結局東京から船に乗ってきていたけどね。

burgenland
(サイクリング、スタート!)

タイだのインドだの行っているわたしの旅人生の中でも、
このママチャリの旅ほど、真っ黒に焦げた事はなかった、
太陽は、西に向かうわたしの左側にあって、左腕が右腕より黒かった。
那覇のユースホテルに到着、笑顔で迎えてくれた友人たちは、
わたしを暗闇に確認して絶句していた気がする。

burgenland
(ワイン畑、じゃなくて、ブドウ畑)

かつて1200キロを走破したママチャリダーにとって、
湖の周りの、起伏のほとんどない自転車の旅、
ふふふん、楽勝でしょ〜って思ったけど、
数キロ走れば、なんだか疲れを感じて、たびたびワイン休憩。
ここブルゲンランドは、オーストリア有数のワインの産地、
そもそも、それが今回ここまで来た最大の理由でもある。
しかし、年を取ったもんだとあらためて実感してみたり。。。

burgenland
(ほとんどワイン、じゃなくて、熟れたブドウ)

burgenland

最初のワイン休憩はブドウ畑の前のレストラン、
白ワインを炭酸水で割ったスプリツァーで喉を潤す。

burgenland

こんな感じで、のらりくらりと四日間、秋の空気を満喫。

burgenland

burgenland

ワインの里だけど、ワイン村の夜は早くて10時には就寝、
6時過ぎたら自然に起床、不健康なほど健康的な日々を過ごしたり。

burgenland

オーストリアの秋、ワインは美味しいし、楽しんだけど、
どこまで行っても庭には小人だの、かぼちゃだの飾られていて、
むむむむむ。。。そのセンス、どうなんだろ?あ、悪趣味(小声)
なんか、夢に見ちゃいそうなんだよね、いやな夢(笑)

burgenland

burgenland

(おまけビデオ・自転車道はこんな感じで自然の中に作ってあります)



| 西側のヨーロッパ | 23:53 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
カラフルな椅子
今日は一日中、曇り時々晴れ、
そして、夕方からさっきまでは強風+雨、
気温も下がって、いよいよ秋の到来かな。

先週末、まだ残暑の残るブダペスト、
市民公園の中にあるガーデンバー『Kertem』に立ち寄る。
ちなみに、ケルテムとはハンガリー語で『わたしの庭』の意味、
って、素敵だよねぇ〜、わたしのお気に入りのネーミング。
ふと思えば、ブダペストには、素敵な名前のカフェやバーがたくさんある、
ハンガリー人は言葉遊びが上手だとよく思う。

ケルテムは、うちから近いので、しょっちゅう行っているんだけど、
めずらしく、お昼前、オープンしたばかりの時間帯に通りかかり、
コーヒー!と思って自転車にブレーキをかけた。
カラフルな椅子もまだ準備中、緑多い公園に木漏れ日が差す、
午前中の湿った空気も、コーヒーも、どちらもおいしい、
こんな時間って、とっても贅沢。。。

kertem

時々行くのがレヘール広場にある市場、
何年か前に、新しい建物になって、再オープン、
赤、青、黄色(三原色)、有機的な曲線がある意味前衛的なのかも?と。。。
う〜ん、なんともコメントのしがたいモダン建築なのだけど、
この市場は、ブダペストではめずらしく日曜日も営業していて、
新鮮な野菜や果物を買うことが出来るのでとっても便利。

leher

市場の入り口にあるのは、セルフサービスの食堂、
日本で言えば学食のような懐かしい雰囲気、
黒板に書かれているメニューもレトロでいい感じ。

leher

買い物をすませると友人から電話が来た。自転車でスイスイと移動して、
今年の夏オープンした、7区のガーデンバーで待ち合わせ。

koleves

あ、ここの椅子もまたカラフルだわ(笑)
今日はなんだか、こんな色合いに縁のある日だなぁ。

koleves

テーブルの上に乗っているのはピクルスの大瓶、
ハンガリーでは漬け汁の発酵を促すためにパンのかけらで瓶をふさぐ、
だから、このタイプのピクルスには酢は入れない、
こっちに来て初めて知った、目からうろこの生活の知恵。

このガーデンバーにいた数時間の間、店員さんは3回、
この大瓶を日のあたる暖かい場所へと移動させていた。
手塩にかけられたピクルスはきっと美味しいはず、じゅるるる。。。 
| ブダペスト日々徒然 | 23:24 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
ドナウの中洲の島
昨日は夜まで暑かったけど、
朝起きたら嵐の前のような冷たい風が吹いていた、
やっぱり、もうすぐ夏が終わるんだよね、いやだなぁ。

先週、とある夏日の午後、
夏の終わりを惜しむかのように、街中をサイクリング。

dob

自転車でドナウ川の中洲にあるマルギット島へ向かった。
ふだんはマルギット島まではマルギット橋から歩道がつながっている。
でも、先週くらいから、マルギット橋が大きな改修工事をしていて、
サイクリストは、自転車を担いで階段をおりて地下道を通らないと
島に入れない、なんて事が、橋の真ん中に来て分かった、
あ〜、とっても不便、段取りの悪さにブダペスト市民もブーイング!

ま、とにかく、いったん島に渡れれば、そこは緑あふれる公園、
街中からちょっと離れただけなのに、空気が澄んでいるように感じる。
色とりどりの花が植えられた花壇と緑の芝生、

margitsiget

島の端っこにある庭園の池にはハスの花、ここわたしのお気に入り。

margitsiget

自転車でふらふらしていたら、鹿にも出会った(笑)

margitsiget

緑色の空気に触れてちょこっとリフレッシュ、で街に戻る。
島からの帰り道も、橋の上の歩道に出るまで
自転車を担いで地下道に続く階段を上り下りしたんだけどね。。。

margitsiget
| ブダペスト日々徒然 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
夏休みブダペスト
8月の下旬になると、いつも突然夏が終わる。
ここのところ、朝晩になるとだいぶ気温が下がるので、
秋が来た?とヒヤヒヤしながら空を見上げてみるけど、
太陽が上がれば、まだまだ温度も上がる。
今年の夏はいつもよりちょっと長くてうれしいかも、
でももうすぐ秋がくる、それは分かっているんだけどね。

もうひとつのブログの更新ばかり気にして、
こっちを置き去りにしてしまった。。。
とりあえず、ずいぶん前の写真だけど、友人宅でのバーベキュー。

BBQ

チキンはスパイシーなケバブ風、
そして友人作のトマトを使ったイタリアンな前菜、う〜ん美味。

tomato

ブダペストの街中とは思えないほど静かな建物の中庭、

udvar

夕立にぬれたペチュニアがきれいだった。

petunia
| ブダペスト日々徒然 | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
熱波でヒキコモリ
今週は『最高気温40℃?』とも予報されたブダペスト、
一番暑くなった木曜日でも、結局、気温は34℃くらいまでしか上がらず、
今日の朝にはすでに涼しくなっていて、さわやかな夏日になる、
時折、強い突風が吹いて驚いたけど、ほっと息をついた感じ。

熱波が予想されていたので食糧を買いこんで、
無駄な外出を控えていたのね、ある意味『ヒキコモリ』(笑)
夜の間は窓を開けて、涼しい空気を部屋に取り込み、
日中は窓をきちっと閉めて、熱々の外気を部屋に取り込まないようにする、
友人に教えられた熱波の過ごし方、家にエアコンなんて無いし…

で、ヒキコモっていた数日間、たまっていた写真を整理して、
かな〜りひさしぶりに、自分のウェブサイトを見直してみたり。
ついでに、ずーっと作りたかった写真用の新しいブログも開設!

pictologue

わたしのウェブサイトのフォト・ギャラリーや、
このブログにすでに載せた写真も含めて、今まで撮りためてきた写真を、
一枚ずつ、時間や場所にはこだわらずにランダムに紹介していく予定、
お時間のある方、ぜひ覗いてみて下さいな。

PICTOLOGUE -ピクトローグ-
| ブダペスト日々徒然 | 23:11 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
きのこのこのこ
ブダペストは夏本番、今日は一日暑かった!

6月後半は雨がかなり降ったので
市場に行く度に、キノコを売る人が増えていた。
ちょっと前まで1キロ3000Ft(約1500円)したポルチーニ、
(ハンガリー語ではヴァルガーニャ・vargánya)
先週は1キロ1500Ft(約750円)と半額になっていたので、
ちょっと奮発して旬の味を楽しむ事に。

porcini

これで600Ft(約300円)って、ぜんぜん奮発じゃないし(笑)
キノコって見た目より、ずーっと軽いのよね。

豪快に焼いてみようか、それとも炊き込みご飯か?
いろいろ考えてみたけれど、やっぱり基本に帰ってここはパスタ。
イタリアンが得意な同居人が手際良くさささっと作ってくれた。
オリーブオイルとにんにく、そしてポルチーニ、はぁ〜おいしぃ♪

pasta

ちなみにこの幅広パスタ『タリアッテレ』は
我が家では、中華風の焼きそばにもよく使う、
牛肉とチンゲンサイ(ブダペストでも中華食材屋では比較的良く手に入る)
と一緒に、茹で上げたタリアッテレをオイスターソースで味付け、
中華麺が手に入らない場所に住んでいる人におすすめできるメニューかも。
| おいしい話 | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
レトロなネオン
博物館にあったネオンサインを見て、
ブダペスト市内にあった、お気に入りのネオンサインが
数年前に続けて撤去された事を思い出した。

ひとつは地下鉄とトラムが行き交う、
大きな交差点、オクトゴンにあったTOTOのサイン、

toto

白い輪が順番にパンパンパンと灯って、
全部ついたら、さらにパチパチパチっと点滅を繰り返していた。
両隣にあったのは、スカーラ(デパート)の『S』、
これもレトロなサインだったけど今は無い。
  
toto

TOTOはサッカーくじの事、中心にある円の中、
TがマユゲでOが目、つまり顔なのね、ぶふふ。
ほんのり微笑んでいる丸顔の前髪部分は、
たぶんサッカーボールの柄、で、大当たり〜!

toto

もうひとつは市中心、3路線のメトロが交差するデアーク広場にあった。

gaz

上からFOZ(料理する)SUT(焼く/オーブン)FUT(温める/暖房)
その横には、腕から炎を出すガス管マン、ぶぉ〜!
そ、これはガス会社のネオンサイン。

もう、この形といい、明確なコピー(笑)といい、色といい、
レトロな雰囲気が思いっきりツボにはまって、大好きだったネオンサイン、
突然、撤去されていた時にはかなりショックだった。

gaz

昼間見てもいい感じだったのに、あ〜残念…。
| ブダペスト日々徒然 | 23:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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