AZ A BAJ・・

東欧の街角から日々の徒然
きのこのこのこ
ブダペストは夏本番、今日は一日暑かった!

6月後半は雨がかなり降ったので
市場に行く度に、キノコを売る人が増えていた。
ちょっと前まで1キロ3000Ft(約1500円)したポルチーニ、
(ハンガリー語ではヴァルガーニャ・vargánya)
先週は1キロ1500Ft(約750円)と半額になっていたので、
ちょっと奮発して旬の味を楽しむ事に。

porcini

これで600Ft(約300円)って、ぜんぜん奮発じゃないし(笑)
キノコって見た目より、ずーっと軽いのよね。

豪快に焼いてみようか、それとも炊き込みご飯か?
いろいろ考えてみたけれど、やっぱり基本に帰ってここはパスタ。
イタリアンが得意な同居人が手際良くさささっと作ってくれた。
オリーブオイルとにんにく、そしてポルチーニ、はぁ〜おいしぃ♪

pasta

ちなみにこの幅広パスタ『タリアッテレ』は
我が家では、中華風の焼きそばにもよく使う、
牛肉とチンゲンサイ(ブダペストでも中華食材屋では比較的良く手に入る)
と一緒に、茹で上げたタリアッテレをオイスターソースで味付け、
中華麺が手に入らない場所に住んでいる人におすすめできるメニューかも。
| おいしい話 | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ゲーン!フォー!
日本に比べれば、たぶん残暑ってほどじゃあないのだけど…
週末のブダペスト、35度とかあったらしい、今年最後の熱波?
わたしはスロヴァキアの山間部にいたので、さほど感じなかったけれど。

で、暑いのなら、まだまだ、アジアなご飯でしょ〜!ってことで、
まずは、先月作ったタイカレー。レッドカレーのペーストがあったので
ココナッツミルクの缶詰を買ってきて、鶏肉とナスぶっこんで
ゲーン・ペッ・ガイ(っであってるかね?わが妹よ・・・)

Gaeng-pet

別の日、市場に行った時に素敵な牛骨に出会ったので
ベトナム風ヌードル、フォーを作るためにこつこつと煮出す。
出来上がった牛骨スープをスターアニスやらシナモンで香りをつけて、
別の鍋でライスヌードルを湯がいて、器に盛ってスープをかける。
そこに、レタス、うちのベランダで栽培しているバジルにミント、
そして生唐辛子やらをお好みで加える、ふぉ〜ですよ、Pho〜♪

pho

アジアなご飯で盛り上がるわたしは、やっぱりアジア人だわ、
で、夏が終わると言う事実が辛い、今から冬を乗り切る自信が無いかも…。
| おいしい話 | 09:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
唐辛子とタイバジル
さわやかな晴天が続いている、
日中は25度以上に上がる温度も朝晩はぐっと下がる、
夏の終わりを肌でひしひしと感じる、あっという間だなぁ、秋が来る。

近所の店で生の唐辛子を見つけた。

thai

店先で見た瞬間からタイ料理を作るぞと決めていた。
タイの唐辛子ほどではないけれど、
ぷりぷりとした真っ赤な実はなかなか辛い。
生の唐辛子は辛さだけでなく味がある、それが、たまらなく食欲をそそる。
炒めたら、唐辛子の放つ香りで咳が止まらなくなったけど(笑)
タイのどっかの食堂でもあったなぁ、
厨房から唐辛子を炒める煙が客席に充満して
さすがのタイ人も咳してたっけ。

食べたかったのはタイバジルの炒め物、
鶏肉を炒めて最後にバジルを放り込む、熱帯の匂いが立ち上る。

thai

数年前はタイに行った時に種を買って
大切に育てていたタイバジル、
最近はブダペストでも鉢植えが売っている。

Thai

タイバジルじゃあなくて、ふつうのバジルでも
中華風の炒め物でも作る時に、最後に一緒にさっと炒めると
なかなかオリエンタルな味になるのでおすすめかも。
暑い時はやっぱりタイ料理!
| おいしい話 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
黒い果実のお酒
暑い暑いブダペスト、日中は35℃以上に温度が上がることも…。
でも、いいの、やっぱり夏が好きだし。

土曜日、近所の市場へ。8月になれば夏休みも本番、
閉まっているお店も多く、人手もいつもより少なかった。

通りかかった一軒の店先で目にしたのは、
ブラックカラント(黒スグリ)の実!レッドカラントの実は
八百屋にも並ぶけど、黒い実はなかなか売っていないので、
ここのところ市場に行くたびに探していたのだ。
その理由はカシス酒を作りたかったから。

もう何年も前、フレンチハンガリアンの友人とパリに行った。
朝からかなり暑かった夏の一日、市の立っていた小さな通りを歩き、
喉が渇いたので一軒の小さなカフェへ入った。

入り口近くのテーブルには、買い物を終えたのだろう
年配の、そして美しい女性がひとりで座っていた。
彼女の前には、明るいルビー色をキラキラと反射しているグラスがあった。
わたしはその色につられて、つい隣のテーブルを凝視してしまう。
外の熱気に比べてなんて軽やかな色をしているんだろう。

それに気がついたがその女性に声をかけて何を飲んでいるのか聞いた。
それは「キール」カシス酒の白ワイン割り。
日中にお酒を飲む事なんてほとんど無いけど、わたしも同じ物を頼んだ。
以来、さわやかな甘さの冷たいキールはわたしにとってパリの味。

もうひとつ今が旬の果物はブラックベリー、
(ハンガリー語ではSzeder、フランス語ではMûre)
ぷっくりと大粒の実がケースに入ってが店先に並んでいる。
口に放り込むとじゅわっと広がる濃厚なベリー味、夏の太陽の味だ。
そうだ、ブラックベリーでも果実酒を作ろう!

黒すぐり・ブラックベリー

家に帰って黒い果実と砂糖と安かったホワイトラムを漬け込む。
出来上がるのは数ヵ月後、秋の夜長の楽しみがひとつ増えた。

果実酒
| おいしい話 | 23:15 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
熱波なランチ
暑いっ!暑いっ!暑いっ!

午後2時、キッチンの窓の外にある温度計。

温度計

35℃!

ちなみに、我が家は街中心からは少し離れた緑の多い住宅地にある、
つまり街中心よりはほんのちょっとだけ温度が低い、って事は
今日のブダペストの最高気温37℃だよ、たぶん。

夏が好き〜!なわたしも、ちょっとびっくりな暑さ、
こうなると、冷房がガンガン効いたアジアのデパートが懐かしい。
当然、我が家に冷房は無い・・・。

暑さ対策として、夜のうちに窓を全開して部屋の中に冷気をためる、
そして日中は窓を閉めきって熱気を遮断する。
でも、今日は室温も29℃まで上がった、あ、暑いっ!

こんな日は食欲なんてたいしてない、鳥のモモ肉を蒸して
レタスとキュウリと一緒にバンバンジー風のサラダ。
ゴマだれには、アラブ系の食材屋で買ったタヒニ(ゴマペースト)を使用。

バンバンジー

夜8時を過ぎても30℃をくだらないこの熱気、
今日もちょっとだけだったけど、オレンジ色の夕雲、心が和んだ。

夕焼け

右上のハエみたいな影は飛行機、
時々すごい音をたてて我が家の上空を飛び去っていく。
| おいしい話 | 23:54 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ぶっかけ飯と中国野菜
一日中、雨が降ったり止んだりのどんよりとした日曜日、
気温もあまり上がらず肌寒く、家の中でも長袖を羽織っていた。

我が家から自転車で20分ほどのところに、
巨大な中華系の市場がある、名前は四虎市場。

四虎市場

所狭しとバラックが並び立ち、主に中国製の衣料や雑貨が売られている。
卸売りが基本だけど、一枚からでも売ってくれる店は多い。
ごちゃごちゃした市場内からは、ハンガリー語、中国語、ベトナム語、
そして、近隣諸国から買い付けにきているのだろう、
ルーマニア語やスラブ系の言葉、トルコ語などが飛び交っている。

入り口の看板にカメラが禁止とあるので(ついでにピストルもね)
残念ながら市場内部を撮影した事は無い、コンパクトカメラなら
隠れてささっと写真が撮れるかもしれないなぁ。

四虎市場

バラックとバラックの間のちょっとした空間に
中国人が集まってカードや賭け事をしていたりする。
この雰囲気、北京で見たロシア・マーケットとそっくり。
実際、ロシア・マーケットからユーラシア大陸を渡って
ブダペストに流れ着いた商品も多いんだろうな。

わたしと同居人がこの市場に行く目的は2つ、ぶっかけ飯と中国野菜。

市場の中には何箇所か食べる場所がある。
その中でも中華系とベトナム系のぶっかけ飯屋は安くておいしい。
トレーに入った炒め物などのおかずから好きなものを指差して、
ごはんの上に数種類乗っけてもらう、一皿約250〜300円、安い!
ぶっかけ飯だけでなく、スープや麺類、季節によっては水餃子もある。
市場で働くアジア人のために作られたアジア飯は本場の味、なんて幸せ。

ぶっかけ飯
(この写真は四虎市場ではなく別の中華市場で撮影)

四虎市場から道路を挟んで向かい側に残る廃墟のような建物の内部にも、
衣料品の市場が広がる、そしてこの建物の前に八百屋の車が店を出す。

八百屋

緑の野菜の少ないブダペストでわたしが何とか生きていけるのは
この中国野菜の八百屋のおかげといっても過言ではない。
チンゲンサイに春菊、大好物の空心菜(タイ語でパップン!)
その他、名前の分からない中国野菜の数々が並ぶ、
いい季節になって、野菜の種類は最近さらに充実している。

八百屋

ハンガリー語で買い物をするわたしに中国語で答えてくる店番もいる、
そんな時は、中国を旅行した時に聞きかじって、いまだに頭の中に
残っている数少ない中国語の単語を無理やりつなげて言ってみたりと
なにやらアジアな楽しい時を過ごす。

八百屋

最近お気に入りの野菜は中国語で菜心、または油菜心と呼ばれる菜っ葉。

チンゲンサイと油心菜
(右が油菜心、左はチンゲンサイ)

煮ても炒めてもオッケー、使い勝手のとてもよい野菜。
鶏つくねの入ったチキンスープに放り込む、
火が通ると鮮やかな緑色になる、この色、やっぱり食欲をそそる!

スープ
| おいしい話 | 05:35 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
緑色のリゾット
曇り、時々晴れ、小雨もちょびっと、春らしい一日。
夕方、ヨガへ。今日はアシュタンガのビギナーズクラス。
気に止めた事の無い様々な身体の筋を伸ばしてきた、気持ちいい!

とある日の夕食、同居人がカラマリ(小さめのイカ)のフライを
作ると言うので、つけあわせとしてほうれん草のリゾットに挑戦。
わたしの大好きなブログ『ギリシャのごはん』でレシピを見てから、
いつか絶対に作ると誓っていた一品。

お米半カップに対してほうれん草は400g!ちょっと驚きの量だけど、
レシピの記事に書いてあるように出来上がりはちょうどよくなる。

材料はとてもシンプル、
だからこそオリーブオイルとほうれん草の素朴な味が柔らかに広がる。
そして、そこに加えられるレモンの香りが清々しい。

野菜が不足がちになるハンガリーで、思いっきり緑黄色野菜を
食べていると実感できるのが何よりもうれしいこの緑色のリゾット、
イカのフライとの相性もよく、この先たびたび登場しそうな予感。

ほうれん草のリゾット
| おいしい話 | 23:47 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
東西詰め物料理
連休明けの火曜日、曇り時々晴れの穏やかな一日。
午後、自転車で街に出て雑用を済ませる。
ひさしぶりに英語専門のレンタルビデオ屋に立ち寄り、
DVDを借りて、夜はワインを飲みながら映画鑑賞、のんびりと過ごす。

イースターの祝日をちょこっと振り返る。
わたしとはハムとタマゴ(ハンガリーのイースター料理)を
食べる必要がないので好きなものを作る。

日曜日、のいとこ夫婦が訪ねてきた。
彼らのリクエストは寿司、日本食レストランに行くほどではないけど、
機会が会ったらぜひ味見してみたいと思っていたらしい。

ウィーンで買ってきた油揚げがあったので念願のいなり寿司を作る。
実は、いなり寿司を作るのは初めてだった。
実家の母の得意料理だからかな、帰国した時には
母の作ったいなり寿司をたらふく食べるだけのぐうたら娘となる。
その母に電話でアドヴァイスをもらい、母の味を思い出しながら
そうそう、こんな感じだったと再現してみる。

おいなりさん

なんとなく同じような物が出来上がった、
でも母のいなり寿司には、まだかなわない・・・。

その他、サーモンとツナの太巻きも作る。
日本食がはじめてのいとこ夫婦は、お箸を使う勇気まではなくて
フォークとナイフで器用にそれらを味見していた。

数日前、階下にすむ家族(トランシルヴァニア地方出身)から、
酢漬けのキャベツと、ペットボトルに入った漬け汁をいただいだ。
長い冬のために漬けられた自家製の保存食、
待ちに待った春が訪れ、残った分のおすそ分けというところ。

ビタミンたっぷりで健康にいいんだから!
と、太鼓判を押された丸ごとキャベツの酢漬け、
これを見たら作るのはやっぱりトゥルトゥット・カーポスタ!

ひき肉と米、好みによって炒めた玉ねぎや人参、
ハーブにスパイスを混ぜ合わせ具をつくりキャベツの葉に包む。
きゅっと巻かれたトゥルトゥット・カーポスタ(ロールキャベツ)と
今回は燻製された豚のリブ肉を大鍋に敷き詰める。
そして、弱火にかけてゆっくりじっくり長時間煮込む。

トゥルトゥット・カーポスタ

フタをあけるとこんなかんじ、
トゥルトゥット・カーポスタと共に並ぶ燻製肉の
香ばしい香りがふわっと上がる。

トゥルトゥット・カーポスタ

わたしはトランシルバニア風のパプリカをあまり使わない
トゥルトゥット・カーポスタが好き、あっさりしていて
キャベツから出る酸味をたっぷり楽しめると思う。

月曜日には友人フレンチハンガリアンと彼女のボーイフレンド、
クロアチア人船乗りのを夕食に招待してトゥルトゥット・カーポスタ!
そして、は今日ブダペストを離れた、アフリカの海で働くために。
2ヶ月間後、彼が帰ってくる頃にはブダペストに夏が訪れているだろう。
| おいしい話 | 22:41 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
フィンランドみやげ
寒くない穏やかな春めいた日々が続いている。
春の訪れが嬉しく毎日自転車に乗っている。

先週は寿司を作った。

寿司

太巻きの中身はオイル付けのサーモンのかけら、
そしてアボガトと軽く塩茹でしたカブの葉っぱ。
その隣は不恰好ながらイクラの軍艦巻き。

このイクラ、同居人が、フィンランドに出張した際のおみやげ、
ヘルシンキの空港で冷凍されて売っていると言う。空港から我が家の
冷凍庫に直行し、そのまま冷凍しっぱなしだった。それに気づいたが 
『何でももったいないって食べないから賞味期限が切れるんだよ』 
とわたしを責めた(笑)ので、先週、思い切って解凍したのだった。

ちなみにこれはからの誕生日プレゼントだった。
その前の年は、たしかエビ(ブラックタイガー、もちろん冷凍)
食いしん坊向けのプレゼントを選んでいるらしい。

イクラといっても、鮭ではなく、その一歩手前の大きさの
レインボウ・トラウト(虹鱒)の卵、日本で言うイクラより
ひとまわり小さいが、味は一緒。冷蔵庫に移して解凍の途中、
我慢できずに味見をしたら、そのマッタリとした
濃いイクラの味にめまいがしそうだった。

いくら

イクラのためにお米を炊く。キラキラ輝く朱色のツブツブを
湯気の上がるごはんの上に乗せて見とれるわたし、
そして、もちろんすぐに大口を開けて、ハムっとその濃厚な味を堪能。

以来、白米にイクラのメニューが続き、しかも、時々スプーンで
イクラをすくっては口に運ぶわたしの姿を見て、は 
『せっかくだから何か作ればいいのに』 と言った。
それもそうだね、と寿司飯を作り、冷めないうちからその寿司飯に
イクラを乗せ、手巻き寿司にして台所でこっそり口に押し込む、幸せ・・・。

プラスチックの瓶には400gのイクラが詰まっていた、
それを、たぶん一週間そこそこで完食してしまった・・・。
コレステロールなんて言葉がふと頭によぎったけど、
滅多に食べれないおいしい食べ物にはかなわない、
わたしの口と脳と胃袋にとっては幸せな一週間だった。

話は変わって、もうひとつ食物の話題。

先週、自転車に乗って、ペスト地区に移転してきた
国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション) の図書館へ行った。
わたしにとってはとても便利な場所に引越してきたので、かなり嬉しい。

雑誌は8冊まで借りられるので手当たり次第に借りてきた。
その中に『きょうの料理』が2冊あった。ひさびさに新しいレシピ本、
いいレシピがいくつもあったのでコピーする。その中のひとつ、
牛肉と大豆の煮物にわたしの胃袋が反応したので早速作ってみた。

今日のランチは、その牛肉の残りとカブの葉でしょう油味の焼きそば。

焼きそば

麺はイタリア製の幅広パスタ。中国製、ベトナム製の乾麺も
いろいろ試したけど、イタリアのパスタのほうが、麺にコシがあって、
乾麺特有の干からびたような香りも無くおいしい、と思うようになってから
アジア風味の麺料理でもパスタを使うことが多い。
| おいしい話 | 23:26 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
とある日の買い物
晴れた!温度が15℃近くまで上がった!
冬の間、アパートの前で風雨にさらされていた自転車、
タイヤのチューブがだめになっていたので、
同居人に取り替えてもらい、今年初めて自転車に乗った。
このまま春になるといいなぁ。

土曜日は市場に行く事が多い、
基本的に店は土曜の午後から日曜日まで休み、
肉屋は月曜日も休みなので週末に買いだめする。

近所の大きな市場には、普通の店に比べると、
時々びっくりするくらい安い商品が出回る。

買い物

カマンベールやバターは市内のお店の3分の2の値段、
カマンベールはフランス産、バターはスロヴェニア産だった。
EUに加盟して以来、他のEU諸国の安い食品が流れてくるのだけど、
フランスのチーズまで安くなるとは嬉しい驚き。
何年か前は専門店で見かける宝石のような存在だった。
(ハンガリー産のカマンベールもあるけど、やはり味が違う)

びっくりしたのは、この生クリーム1リットル、
半額に近い値段で売られていたので、即購入、
デコレーションケーキでも作ろうかな。

左側の葉っぱは、カブの葉っぱ。
カブの立派な葉っぱは冬の間の貴重な緑の野菜、
葉っぱのためにカブを買っているといっても過言じゃないくらい。

そんな事とは露知らず、近所の八百屋のアンちゃんは
カブを袋に詰める前に『葉っぱ切り落とす?』と聞くので、
『ダメ〜、わたしの葉っぱを切らないで〜!』と悲鳴をあげそうになる。
ハンガリー人はどうやらこの葉っぱを食べないらしい。

市場の数ある八百屋の一軒を通り過ぎようとした時、
プラスチックの籠に盛られたカブの葉っぱが目に飛び込んできた。
どうみても、今までの客が持って帰らなかった葉っぱの束、
パリパリと新鮮な緑の葉っぱ・・・。

カブはまだ家にあるので、
この葉っぱだけ欲しい!絶対欲しい!と、鼻息荒く、
八百屋のアンちゃんに『この葉っぱいくら?』と聞くと、
予想通りタダで持ってけと言われた、わ〜い!
きっと、家でウサギでも飼っているように見えただろう。

買い物

この日は普通の肉屋ではなく、
手作りのベーコンやソーセージを売るおばちゃんから
ニワトリを一羽買った。おなかの中はきれいに洗われていて、
そこに一旦取り出されたレバーや砂肝が戻されている。
肉屋の倍の値段はするけど、庭を走り回っていたのだろうニワトリは
味がぜんぜん違う。だから、たまにごちそうとして買ってみる。

その上の塊はベーコン、料理にもいろいろ使えるので
我が家では冷蔵庫に常備されている。金色の瓶ははちみつ、
そして透明のペットボトルはパリンカと呼ばれる果物の蒸留酒。

EU加盟前には市場から自家製のワインや蒸留酒の姿が消えた。
法律を詳しくは知らないのだけど、アルコールを許可なく売る事が
出来ないのがEUの法律だと思う。でも、EU加盟から一年ほどして、
市場にまた自家製のワインや蒸留酒が並び始めた。
パリンカを買ったおじさんに『お酒また売ってもいいの?』と聞くと、
『量を守ればいいんだよ』との事。
法律が変わったのか?おじさんが変えたのか(笑)?
| おいしい話 | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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