あっという間に8月も終わりがすぐそこ、
ブログ放置したままだった・・・。
先週、スロヴァキアに釣りに出かけていた。
せっかくの釣りシーズンに入っても、今年はなかなか時間が取れなくて、
今シーズン最初で最後のフライフィッシングとなってしまった。
釣りが大好きな同居人
Bの提案で、
いつも行くRevuca川ではなく、Bela川へ。
ブダペストからインターシティーに乗ってでミシュコルツへ、
そして、各駅停車の電車に乗り、国境を越えてコシツァ駅に到着。
この辺りまではスロヴァキアに住むハンガリー人も多いので
ハンガリー語もちらほら聞こえてくるけど、
駅の看板はスロヴァキア語、これだけで外国旅行気分たっぷり!
ここから乗った列車の車窓、途中からタトラ山脈が夕陽に映る。
ふだん平らなハンガリーに暮らしていると
山の姿を見るだけでも心躍る、山脈の向こうはポーランドだ。
暗くなってからLiptovsky Hradokと言う町に到着、
駅前のホテルにチェックインしてホテルのレストランで夕食。
トンカツにハムとチーズを挟んだ料理は
ハンガリーでは『ゴルドンブルー』と呼ばれていてよく見るけど、
ブロッコリーが入っているのは初めて見た、
マッシュルームや赤ピーマンまで入って盛りだくさん、彩りもきれい。
次の日の朝、Bela川沿いを散歩する、すでに釣り人の姿が!
この町でBela川はVah川に流れ込む、
タトラ山脈の雪解け水を湛える透明度の高いBela川
Vah川と交じり合う直前、川面が水色に輝いていた。
こちらは朝日を反射しているVah川。
町には小さなマーケットもあった、
夏の終わりにトマトのまとめ買い、保存食でも作るのかな。
昼ご飯はロシア風ボルシチ、サワークリームが入っておいしい。
午後、釣りに必要な許可証を手に入れるために奔走する。
(以下、スロヴァキアで釣りをしたい方のための情報です・・・笑)
スロヴァキアで釣りをする場合には、
国から発行されるライセンス(Rybarsky Listok)と
川の名前を明記した一日券の2種類が必要だ。
泊まっていたホテルは、この町のツーリスト・インフォメーションも
兼ねていたのだけれども、ライセンスと一日券について聞くと、
町中ではなく数キロ離れたホテルでしか入手出来ないと言う。
車で来ていないわたしたちにはそのホテルまで行くのが難しいし、
わたしたちが釣りをしたいBela川からも数キロ離れるので、
その区間の許可証が本当にもらえるのかも疑問だった。
この辺りのフライフィッシングについての掲示板を
常日頃から読んでいる同居人
Bは、
市役所に行けばライセンスが取れるはずと言うので
ホテルの隣の小道を入ったところにある市役所に入って
『Rybarsky Listok!』と叫んでみる(笑)
わたし達に気がついてくれた親切な職員さんに、
とある部屋に連れて行かれて、いとも簡単にライセンスを入手、
一週間有効で50コロナ、約250円。
スロヴァキア語のしゃべれない外人相手に丁寧に対応してくれた
この町の市役所の職員さん達はえらい!
ついでに、一日券はどこで買えるのかと聞くと、
ホテルの隣の文房具屋で入手可能との事。
半信半疑で文房具屋へ、そしてそこで本当に一日券が買えたのだ。
一日券は500コロナ、約2500円で
Bela川、Vah川(Bela川との合流地点まで)で有効。
(クリックで拡大出来ます、黒く塗りつぶされた川の部分にて釣り可)
なんだか予想よりずいぶん簡単に許可証が入手できてしまった。
足取り軽くホテルに帰って、早めに夕食を取って眠りにつく。
で、翌朝ね、早くから釣りに行くんだけど・・・
アルプスの雪解け水は、8月になっても思ったよりずっと冷たくて
ウェイダーも持っていないフライフィッシング初心者のわたしは
短パンにボロいスニーカーと言う出で立ち、
きらめくほど透明でキ〜ンと冷ややかな川の中心にも進めなかった。
それでも、いくつかのヒットがあったものの、
結局一匹も釣れ無かった・・・う〜、来年はウェイダー買ってやる!
さて、気を取り直して、
この町には古い城が残っている。
駅前のホテルからお手頃価格のペンションに移動、
通された部屋の窓からの風景、左側には城跡、
そして右側にはそそり立つ岩の上に建てられた二重の十字架。
こんな風景を見たら登りたくなってしまうのだ。
(バカと煙は高いところに・・・なんて言葉が頭に浮かぶ・・・)
で、丘に足を踏み入れる、意外にもあっという間に山道。
そして、2重の十字架の麓にたどり着く、
ペンションに残っていた同居人
Bに携帯でメッセージを送り
写真を撮ってもらう、十字架の下で手を振ってみた、見えないけど(笑)
山の空気を思いっきり吸い込む。
やっぱり高いところは気持ちいい!
森から、川から作り出されるのだろう透明な空気は
しっとりと心地よい湿気があり、深呼吸をすると体に溶けこむようだ。
日ごろのストレスもあっという間に浄化出来そうな瞬間、自然に感謝!