ちょっと前の話、東京に帰省していた今年の2月、
母と妹と3人でタイへ行った、母にとっては初めての海外旅行。
タイは日本語教師の妹が長年住んだ国、
わたしも妹の滞在中に何度も訪れている大好きな国、
母が初の海外旅行で行く国は、タイしかないでしょ〜!と
妹と2人で数年前から計画していて、今年やっと夢がかなった。
正月明け、航空券やホテルをネットで予約した(便利な時代だなぁ〜)
そして、旅慣れない母の荷造りを手伝ったりしているうちに
時間があっという間に過ぎていった。
2月某日、いよいよ出発!成田空港ですでに盛り上がる母、
掲示板を写真に収めようと慣れないデジカメをかまえる。
飛行機に乗ってもソワソワしている母は
しきりに窓の外を写真に撮ろうとしているので、
何を撮りたいのかと聞くと、『大きな翼』との事、
そんな様子を見て、妹と2人で笑いが止まらなくなる。
(母の写した大きな翼・笑)
現地時間の4時過ぎ、無事バンコクに到着、
タイ語でバンコクはクルンテープと言う、意味は天使の都だそう、
『パイ・クルンテープ(バンコクに行く)』なんて
言ってみたりするたびに、素敵な街の名前だなと思ったりする。
サヤームにあるホテルにチェックイン、ちょっと休憩してから
ホテルから徒歩で行けるデパートに買い物に出かける。
歩道橋に出ると熱帯のむわっとした空気につつまれる、
そうそうバンコクの空気ってこれだよねと嬉しくなってしまう。
夕食は
MKにてタイスキ、バンコクに行ったら必ず一度は行く店、
ブダペストにもオープンしてくれないかなぁ〜。
翌日、泊まったホテルで朝食、和洋中+タイの豪華なビュッフェを堪能、
そして観光に出発、気温が上がりきらないうちに主な見どころを周る予定。
まずは、BTS(スカイトレイン)に乗って終点まで、
そこからボートでチャオプラヤー川を下って王宮へ、
これは妹おすすめのバンコク観光ルートのひとつ。
バンコクには数え切れないほど来ているけど
王宮に来た事は一回しかない、それも10年以上前・・・。
妹ガイドの後について王宮を一周する、
母はわたしたちの予想以上に興味津々で、
建物の細部までじっくり見て周るので結構時間がかかる。
そしてワット・ポーへ。
ワット・ポーは寝仏とタイマッサージが有名だけど境内も美しい。
建立されたそれぞれの時代によって装飾の違う仏舎利があったり、
ヨガのポーズをとっている石像などが点在している。
寝仏の背中側にてタンブン(徳を積む)をする母、
硬貨を鉢の中にひとつずつ入れていく、
鉢の数を数えていたらしく『108個だったわ』と嬉しそう。
川を渡ってワット・アルンへ。
暁の寺、ワット・アルンは、
対岸から夕日と一緒に眺めるのも美しいのだけれど、
装飾の細部を近くで見るのもおすすめ、
陶磁器のかけらで彩られたモザイクが見事なのだ。
正午を過ぎて、太陽が真上から照りつける、暑い!
ワット・アルンの塔が熱気の充満する空に向かってキラキラと輝く。
午後はのんびりと冷房のきいたデパートで買い物、
あっという間に過ぎたけど、充実した天使の都での一日だった。
ちなみにこの晩、母はベッドの中で、
あまりにも豪華だった朝食のビュッフェを思い返し、
『明日の朝、何を食べようかなぁ〜?』と、
メニューや食べる順番まで考えながら幸せな眠りについていた。
結局のところ食い意地ですか!
血は争えないんだな…。
(前夜に熟考した通りお皿を埋めていく母・笑)