あっという間に11月、
しかもすでに3分の1を過ぎてしまった。
ウィーンに一週間滞在した後、プラハへ移動、
プラハの街でもまばゆいほどの秋色を見かける。
季節はずれなほど暖かかったウィーンでの一週間、
そのしっぺ返しを受けるかのように、
プラハの街の気温はぐんぐん下がり、
ブダペストに帰る日の朝は小雪がはらはらと舞っていた。
プラハの街を歩きながら気がついた事、
それは歩行者道路に施された比較的新しいだろう石畳。
歩きながらついつい足元を確認、角を曲がると
そこには別のパターンの石畳、その種類の多さに驚く。
わたしがプラハの街で感じる美しさは
例えたらおもちゃ箱をひっくり返したようなきらめき。
そんな街の雰囲気を壊すことの無い、
古い街並みの景観にしっくりあう石畳の色、
そしていくつもの違ったモザイクのパターン、
妙にに感心してしまい、その日の午後は
ひたすら下を見ながら歩いてしまった。