AZ A BAJ・・

東欧の街角から日々の徒然
ラマダン・イスタンブール
またまた、すっかりご無沙汰。。。 
今年の夏はブルガリアからイスタンブールへ、 
一ヶ月ほどのんびりと旅をした。 

イスタンブールに到着した初日は新月、 
ラマダン(断食月)の始まりの日だった。 
この街では、イスラム教徒でも 
断食をする人、断食しない人があり、 
お互いが、尊重しあっている空気がある。 
日中でもたいていの食堂は営業しているので 
旅行者が食べるものに困ることはない。 

とある夕方、敬虔なイスラム教徒の多く住む地区に出かけた。 
市場の食堂の並ぶ一角、通りに出されたテーブル席はすでに満席、 
目の前のゴチソウを前に、日が暮れるのを待つ。 

そして日没、モスクから流れるアザーンを合図に静かに晩餐が始まった。

 

まずは、水で喉を潤す、 
熱波の到来していた8月のイスタンブール、 
今年のラマダンは相当厳しいに違いない。 

明け方、3時過ぎ、通りに太鼓の音が響く。 
夜が明けるまでに、朝食を食べるようにとの合図。

   

暑く寝苦しい夜、開けっ放しの窓から、 
毎朝、驚くほど大きな太鼓の音が飛び込んできて目が覚める。 
太鼓が通り過ぎた後、再度眠りに落ちるのだけれども、 
4時過ぎ、夜明けとともに、街中のモスクから、 
大音量でアザーンが流れ、また目が覚める。 

眠りも浅い夏の夜、寝不足も手伝って、 
日中もなんだか夢の中にいるような、イスタンブールの日々だった。
| トルコ | 09:01 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
魚の祭(2)
今日のブダペスト、晴れ時々曇り、そして時々突風。
家の前の道路が工事中のため、窓の外を時々砂埃が舞い上がる。
夕方はヨガのクラスへ、2ヶ月ぶりに筋肉を伸ばす、気持ちいい。

魚の祭(1)の続き〜

審査員が全員席に着いたところで主催者はステージに上がり
1人ずつ審査員を紹介しはじめた。名前を呼ばれたので立ち上がり、
軽く会釈をする、気分はまるで日本代表(笑)。

samatya

そして、いよいよ料理が運ばれてくる。

samatya
フィッシュスープ

samatya
タコのサラダ

samatya
パラムトのトマト煮

パラムト(Palamut)とはアトランティック・ボニート、
直訳すると大西洋の鰹、体長20〜30cmほどで鰹の子どもに見える。
イスタンブールでは8月の終わり頃から魚屋に並ぶ旬の魚だ。
ちょっとおもしろいのは、トルコ語では日本語で言う出世魚にあたり、
大きさによって名称が変わると言う。魚屋でも、ひとまわり大きい
50cmはあろうかという「Palamut」には「Torik」という札が立っている。

samatya
イカの詰め物

お、おいしい、どれもおいしい。
10点満点で採点しなければならないのだけど、なんとも難しい。
わたしの舌では甲乙つかないので8とか9が並んでしまう。

samatya
ミディエ・ドルマ

イスタンブールのファーストフードの代表のひとつ、
ミディエ・ドルマ(ムール貝のピラフ詰)はわたしの大・大・大好物、
レモンを絞り、片方の貝をスプーン代わりにして食べる。

samatya

審査員の前に次々と運ばれてくる料理、まだまだ続く。

samatya
赤ピーマンのシーフード詰め

samatya
シーフード・カヴァルマ(煮込み)

samatya
フィッシュ・ブゥレック(いわば春巻き)

そして、最後に登場したのが料理学校に通う若い女の子、アイシャちゃん。
審査員の前に出てスピーチをしたのだけど、緊張で声が震えている、
その姿は初々しく、かわいらしかった。

彼女の料理はミディエドルマとサバ料理。

samatya

samatya

このミディエドルマ、ムール貝の姿の美しい事!

samatya

しかもスパイスがきいていて、ものすごく美味、ハイ10点!
サバも臭みがまったく無く上品な仕上がり、すごいぞアイシャちゃん!

結果が出るのは夜、おなかがいっぱいになったので散歩する。
一軒の雑貨屋のおじさんが日本人かと聞いてきた、そうだというと
にかぁ〜と思いっきり相好を崩して、バサっと新聞を広げた。

inamoto
(サムライが味方に、って言う意味かな、たぶん)

そう言えば、稲本選手がガラタサライに移籍が決まったと
インターネットのニュースで読んだっけ。おじさんは身振り手振りで、
いかに自分がガラタサライの大ファンか、そして、稲本が入ったら
最強のチームになるよと!とわたしに力説する。
(トルコ語はほとんど分からないので勝手に解釈)
そして、『ん〜、ぶちゅ』と稲本選手(新聞)にキスをした(笑)。

ステージではバンドの演奏などもあり、そして、ゆっくりと日が暮れた。

samatya

小腹が空いたので(飽きずに)ミディエドルマ、そしてビール。

samatya

一杯飲んだら、一日の披露がどっと押し寄せてきて、
結局、結果発表を待たずに家路についた。

後日聞いたところによると、アイシャちゃんが最高点を取ったけど、
学生と言う事で特別賞とレストランへの就職が決まり、
今年のコンテストの優勝はフィッシュ・ブゥレックのCapana Restaurant。
写真では中身が見えないけど、魚とケイパーのきいた具は格別だった。

English
| トルコ | 22:52 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
魚の祭(1)
あっという間に10月、イスタンブールから帰ってきて
すでに2週間近く経ってしまった。今日は曇りだったけど
穏やかな天気の続いているブダペスト、いい季節だなぁ。
でも、これから寒くなる、冬が来る。そんな当たり前の事、
分かっちゃいても、考えると落ち込みそうになる。

さて、イスタンブールでの話の続き。
カラデニズの音を楽しんだ土曜日の夜、
バーを抜け出して新鮮な空気を吸いに外へ出た。

通りにはずらりとカフェや飲み屋がテーブルを出している。
向かいのバーのオーナーとおしゃべりが弾み、
そのまま彼のバーでビールを飲み始めた。

ふと壁に貼られたポスターに目をやると、
『Balik Festival』と書いてある。
Balikとは魚の事、ん?魚のお祭?

海の無いハンガリーに住んで以来
『万年魚介類欠乏症』にかかっているわたし…
ここイスタンブールに来てからは新鮮な海の幸を
たっぷり食べてリハビリに精を出していた。

日付を見ると今日と明日の開催と書いてある。
バーのオーナーに、どんなフェスティヴァルなの?と聞いたら、
なんと、彼が主催者のフェスティヴァルだと言う、
そしてなぜか話がとんとん拍子に盛り上がり、次の日のプログラム
レストランが自慢のシーフード料理を競うコンテストの審査員に
招待されてしまった!わ〜い、海の幸!幸運は時々こんな形で訪れるのね。

そして次の日、会場となるSamatyaへ。
Samatyaは海沿いを走る郊外列車の駅がある小さな町。

samatya

線路のある高架をくぐりぬけると道路の向こうに広がるのはマルマラ海。

samatya

小さい広場には魚屋、魚のサンドウィッチやムール貝のフライが
食べれる軽食屋、そしてシーフードレストランがいくつも並ぶ。
でも、外国人観光客にはあまり知られていない、穴場の町だ。

samatya

samatya

会場となる小さな広場にはステージ、
そして、わたしも座る事になる審査員用のテーブル(笑)。

samatya

町に貼られたフェスティヴァルのポスター。

samatya

早く到着したのでビザンティン時代の城壁が残る海沿いを散歩する。

samatya

広場に戻るとなにやら人だかり、どうやら自転車のショーらしい、
子ども達は身を乗り出して観戦している。

samatya

2人の女性は置石の上にて観戦。

samatya

ショーが終わり、観客に無料のシーフードスープが配られる、おいしそう。

samatya

そして、いよいよコンテスト、審査員が席につき始めた、
わたしと同居人、そしてイスタンブール在住のアメリカ人友人
に呼ばれて審査員の席につく、どんな料理が出てくるんだろう。

samatya

<魚の祭(2)に続く…>
English
| トルコ | 22:27 | comments(0) | - | pookmark |
イスタンブールの空
木曜の夜、ボスポラス海峡を見渡せるビルの
屋上にあるレストランの撮影、空には真ん丸な月。

月

満月かぁ、と思いながらも気にせず仕事をこなしていると
一人の女性が話しかけてきた。

「今夜は満月なだけじゃあないのよ、月が欠けるの、知ってる?
 何時に見れるか聞いて教えてあげるわね。」

そして、誰かに聞きに行ったのだろう、

「月蝕、21:20」

と書かれたメモを渡してくれた。

へぇ〜、あと1時間で月蝕かぁと思いながら次のレストランへ移動、
そしてすぐに撮影開始。結局、月蝕の事はすっかり忘れてしまった。
心に余裕がない自分がなんだか無性に悲しかった。

そして今日、午後遅く、何の気なしに空を見上げると
青空に何本もの飛行機雲が伸びていた。

そのうちの一本はすでに時間が経っていたのだろう、
上空の大気に流されて出来た雲の形はまるで天使の羽のよう。

空

立ち止まって呼吸を整え、ちゃんと空を眺めてみた。

空

English
| トルコ | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
カラデニズ!
イスタンブールの新市街を貫くイスティクラル通り、
昼夜を通して人の絶える事の無い活気のある繁華街。

イスティクラル通り

イスティクラル通りから伸びる無数の横道には無数のカフェやバーが並ぶ。
トルコの伝統音楽のライブが楽しめる飲み屋にテクノの流れるクラブ、
通りに向けてがんがんと音楽を流している店も多くまるで音の洪水。

2週間前の土曜の夜、そんな横道の一本を通り抜けようとした時、
カラデニズの音が耳に飛び込んできた。カラデニズとは黒海の事、
トルコ国内でも独自の民俗音楽とダンスの文化を誇る。

このカラデニズの音楽の大ファン・同居人の影響で、
わたしも今ではすっかりこの音楽の虜になってしまった。
2年前にはカラデニズの音を求めて2人で黒海沿岸の都市トラブゾンと
紅茶の産地リゼ、そして山間にある近郊の村を訪ねた事もある。

すでに場は盛り上がっていて、手をつなぎ一列になった人々が、
テーブルの間を踊りながら通り抜けていく。

Barabar

スピード感あふれるリズムに乗って熱唱するヴォーカル、
左側はケメンチェと呼ばれる弦楽器、右はトゥルムと呼ばれるバグパイプ、
どちらもカラデニズの音を代表する楽器だ。

Barabar

カラデニズの音、パワフルな演奏を楽しむ観客。

Barabar

Barabar

演奏が終わった後、バンドのメンバーに声をかけた。
あいにく、彼らは英語があまり話せず、近くにいた人が通訳をしてくれる。
聞くと、これからもう一軒のバーで演奏すると言う、土曜の夜は長い!
と言うことで、もう一軒のバーへ移動。そして演奏が始まる。

Sokak

すぐにダンスの輪が出来る、細かいステップを繰り返し、
つないだ手を上下して、時に肩を小刻みに動かす。
踊る人全員が曲にあわせたステップを熟知している、
からだに染み付いたカラデニズのステップ、
彼らはイスタンブールに住む黒海沿岸出身者だろう。

Sokak

ヴォーカルもカラデニズのダンス。

Sokak

彼らはLaz(ラズ)と呼ばれる少数民族だ。
ステージではトルコ語だが仲間内ではラズ語を話している。

踊りの輪から一人の女の子の手が伸びてきてわたしも巻き込まれる。
彼女たちの足元を見ながらステップを踏み、そして肩を動かす。

彼女たちにとっては故郷の音を楽しむ夜、
そこに突如現れた見るからに『よそ者』のわたし、
そのわたしを当たり前のようにダンスに誘う彼女たち、
ダンスの輪の中でいくつもの笑顔に囲まれ温かな気持ちになる。

Sokak

English
| トルコ | 22:52 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
グランドバザール
イスタンブールに来て早くも2週間が経つ。
毎日撮影、カメラバックと三脚を担いで汗だくになっているけど、
街中を潮風が吹き抜けるので、日陰に入ると癒される。

イスタンブールと言えばまずグランドバザール、
世界各国の言葉を操る市場の商人たち、あの手この手で客の興味を引く。
時にうっとうしくもあるけど、客引きの工夫を凝らした掛け声は
おもしろおかしく、つい吹き出してしまう事もしばしば。

グランドバザール

三脚を立てて、人の通り過ぎる瞬間を見計らっていたら
そんなわたしに気がついた近くの店の店番が突然声を上げた。

『ストップ、スト〜ップ、フォトォ〜!』

カメラの前を歩いていた人々の足がピタッと止まり、
思いがけずにシャッタ−チャンス、

グランドバザール

あ、ありがとうございます、と、ちょっと恐縮…、
そして、トルコ人の茶目っ気たっぷりのサービス精神に
笑いが止まらなくなる。

トルコ商人の舞台とも言えるバザール、
何度行っても飽きることが無いんだなぁ。

グランドバザール

English
| トルコ | 23:18 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
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