AZ A BAJ・・

東欧の街角から日々の徒然
ろうそくの光に揺れる夜
今年、数回目となるポーランドの古都、クラクフに滞在中。
はらはらと舞い落ちる乾いた黄色い葉っぱ、枝だけになっていく並木道、
冬の足音が、落ち葉を踏むカサカサした音とともに迫ってくるみたい。

数日前、11月1日は万聖節(諸聖人の日)だった。
カトリックの人々にとって、すべての聖人を祝福する日。
その翌日、11月2日は死者の日でもあり、
カトリックを信仰する国々では、多くの人々がお墓参りをする。
クラクフの墓地でも数日前から、先祖のお墓を清掃して
花を飾る人々の姿が多く見られた。

そして、11月1日当日、墓地に飾られたろうそくに灯がともる。

Mindenszentek

ミサも始まって、神父の祈りの声が、歌のようにしっとりと響く。

All Saints

Mindenszentek

臨時の市電やバスも運行していて、多くの人がお墓参りに訪れていた。
暗くなるにつれて、ろうそくの光もゆらめきを増していく。
先祖や死を思う気持ちって、宗教を通り越した共通の何かがあって、
光に包まれた墓地を歩きながら、なんだか胸がつまる思いがした。

Mindenszentek

暗くなった墓地を家族連れや老夫婦がのんびり歩いている、
一年にいっぺんのこの美しい光景をゆっくりと楽しんでいるんだろうな。

Mindenszentek

ふと、10月から11月にかけては、
ろうそくの光に照らされる日がいろんな国にあることに気がついた。
ネパールのティハール、タイのロイ・クラトン。。。
ろうそくの柔らかな光が一番美しいのは今の季節なのかもしれない。

Mindenszentek
| ポーランド | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
黄金の秋
時が矢のように過ぎていく、
ブダペストにいる事が少ない今年の秋、
先週は取材でポーランドへ。

Poland

滞在中、何度も聞いた言葉『黄金の秋』
ポーランドの秋を一言で表す素敵な言葉、
青空と葉っぱの黄色が織り成すコントラストが美しい。

Poland

と言っても、秋の空は変わりやすい。
広く低い空を覆うどんよりとした雲の間から、
時々太陽が、なんとも気まぐれに見え隠れしたりする、
そんな瞬間を狙って撮影をしていたのだけど、
不安定な空の色も、とてもポーランドらしいと感じていた。

Poland

ブダペストより北だなぁと感じる、空気がすでに初冬。

Poland

今年はなんだかポーランドに縁があって、
来週の頭からまた取材でクラクフに行く予定。
黄金の秋は終わっちゃったかもなぁ…。

Poland

| ポーランド | 21:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
欧風水餃子
さて、わたしがポーランドに行くとよく食べるもの、
それは、ピロウギ、ポーランド版水餃子。

pierogi

中身は肉、ジャガイモ、カッテージチーズ、
煮込んだキャベツ、マッシュルームなどから選べる。
果物系もある、イチゴにチェリー、ブルーベリーにプラム、じゅるるる。
果物入りピロウギもれっきとした軽食、食堂でおばちゃんたちが、
半透明な皮の下に赤みがかった色がうっすらと透けているピロウギを
ひとつずつ丁寧にモク・モクと食べている姿はなんともかわいい。

肉のピロウギの上には揚げた豚の脂身と油がかかっている。
中身にしっかり味がついているので、アジア餃子のように
酢やしょうゆなどのソースに浸して食べる事はない。

Krakow

ピロウギを食堂で食べる時の難点がひとつ、
中身を一種類選ぶと、お皿一杯に盛られてくる、
その一皿でおなかがいっぱいになってしまうから他の味を試せない、
その店にあるピロウギ全種類を試食したいなぁと
毎回、ひそかに、そしてかなり残念に感じていたりする(笑)

ウクライナで食べたワレーニキには
サワークリームがかかっていたなぁ、あとたぶんバター。

Vareniki

ワレーニキはウクライナ語、ロシア語はペリメニ、
ウクライナを南下して、その土地のロシア色が濃くなってくると、
ペリメニと呼ばれていて、サイズがやや小さめになった。
小さいのはほとんどラビオリくらいのサイズだった気がする。
大きくても小さくても、どんな形でも、どんな中身でも、
それぞれおいしい水餃子♪自分がこんなに餃子好きだったとは・・・。

付け合せにはボルシチを頼んでみる、
ポーランドのボルシチはビーツの澄まし汁、
中身を入れないボルシチを頼むとカップに入れてくれる。

Krakow

もうひとつ、旅先での楽しみはその土地のペストリー、
ポーランドのパン屋はお菓子屋もかねている事が多い、
パン屋のショーウィンドウ、食べたくなるよなぁこんなの見ると。

Krakow

ひとつひとつ丁寧に作られた焼き菓子、
中身はプラムのジャムだったり、バラのジャムだったり。
表面がさくっとしていて、しっかりとした幸せな味だった。

Krakow

パン屋でコーヒーが飲めたので胡桃の焼き菓子をひとつ買って休憩。

Krakow

今回、移動中にさくっと食べれる事もあって、通りがかりで見かけては
菓子パンやクッキーを買いこんで昼食代わりにいろいろ食べた。
そして、どれもが、見たまんま、思ったとおりの味がして驚いた。
胡桃やジャムなどを使ったとっても素朴な焼き菓子の数々、
予想を裏切らない味のポーランドのお菓子はえらい!
| ポーランド | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雨降りクラクフ
前回のブログ更新が2ヶ月前とは・・・
ブダペストを出たり入ったり、あいかわらずバタバタした日々、
つい先日、ポーランドのクラクフから帰ってきたばかり。

ここ数日のブダペスト、太陽がぽっかり昇っては
街行く人々をじりじりと、午後になればぎらぎらと照らしている。
夏本番、それでも朝晩は涼しいのでかなり過ごしやすい。
でも、わたしがポーランドにいる間は今年は冷夏?と思えるほど、
ぐずついた天候が続き、気温も上がらなかったそう。

わたしのいたクラクフも同じで、日中でも長袖が必要なほど冷え込んだ。
雨のち曇り、また雨な日が続いて、撮影が思うように進まず頭の痛い毎日。

krakow

ポーランドがハンガリーより北に位置している事を実感したのは
市場に行った時、ハンガリーではすでにシーズンを過ぎたチェリー、
ブダペストの市場では見かけても結構な値段のするブルーベリー、
そして、ブダペストで探してもほとんど見かけることのない
黒スグリ(ブラックカラント/写真右手奥、中央は赤スグリの実)が山盛り。

Krakow

手前のプラスティックのカップに入っているのは小さな野イチゴ、
これってブルガリアの山間部の村でもよく見かけたっけ。
酸味があり、濃厚なベリーの香り、ジャムにすると驚くほどおいしい、
ブダペストでは見かけないわたしの大好物だ。
カップ一杯分を買って、滞在していたアパートメントのキッチンに置いて、
ちょっと出かけて帰ってきたら、甘酸っぱい香りが部屋一杯に漂っていた、
小さな実なのにすごいなぁ。

雨が似合うのはアジサイの花、
今回初めて訪れた考古学博物館には美しい庭園があって
青とピンクの入り混じったのアジサイの花の房が
小雨にしっとりとぬれながら咲き誇っていた、静寂の美、
どんよりした天気続きで落ち込んだわたしをなぐさめてくれる風景。

Krakow

たま〜に晴れ間の広がる日(それでも夕立ちが降る事しばしば)
クラクフの街はずっと昔の絵画に描かれたような美しさを放つ。

Krakow

古い石造りの壁に埋め込まれたかのようなタバコ屋も雰囲気あるなぁ〜。

Krakow

わたしが思わず微笑んでしまった光景、
それぞれの高さで次の仕事を待っているのかな。

Krakow

市中心からは、ちょこっと離れた場所にある丘の上、

Krakow

ちょっと現実離れした風景、
向こうからこっちはどう見えるのかなぁ。
| ポーランド | 23:36 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
冬色空気に霞む街(ポーランド・クラコフ)
またまた、ブログ放置したまま
あっという間に時間が経ってしまった・・・。

ちょっと(いやかなり…)前の話、
11月の下旬にポーランドのクラコフに行ってきた。
ブダペストからは夜行列車が出ている、所要約10時間半、
地図で見ると300kmくらいなんだけどね、
ってことは時速30キロ?お、遅い…。

寝台車のベッドに寝転がって、かたんことん揺られながら眠る。
そして早朝、車掌さんに起こされる、朝5時過ぎに到着なのだ。
あたりはまだ真っ暗、しかも、雪が積もっていて冷凍庫のよう、寒い…。
ブダペストよりは寒いだろうと思ってたけど、
雪が積もっているって事を、なぜかぜんぜん予想していなかった。

駅のカフェでコーヒーを飲んで一息入れてから、
戦前ユダヤ人が多く住んでいたカジミェシュ地区のホテルへ。
空がゆっくり白んでくる、街の空気も真っ白に感じる。
散歩にでたら、1時間ほどで足の指がかじかんできた。

Krakow

Krakow

クラコフでは毎年夏に1週間ほど
ジューイッシュ・カルチャー・フェスティヴァルが開かれる。
最終日の夜、野外コンサートの会場となるカジミェシュ地区の広場、
この季節に来たのはひさしぶり、ここも真っ白。

Krakow

ちょっと早めのランチを小さな食堂で。
左はジュレック、穀物を発酵させたほのかな酸味のあるスープ、
滞在中、いくつか食べたけど、どれも味が違っていたのがおもしろかった。
右はボルシチ、ポーランドのボルシチはビーツ色した澄まし汁と言う感じ。
どちらのスープも寒い冬、からだにしっかりしみこむ味。

Krakow

旧市街へと向かう、この頃には青空が広がり
冬の角度のついた日の光が、雪景色の街をキラキラと照らす。

Krakow

クラコフは美しい街だ、何度も来ているから知っている。
でも、冬の冷え込んだ空気の色に映る情景には、
なんだか圧倒的な美しさがあって、思わずため息をつくほど。

Krakow

Krakow

Krakow

そして、居心地のいいカフェが点在している街でもある。

Krakow

こんなに寒くても広場や街頭にはプレッツェルを売る屋台が出る。

Krakow

天気はいいのに霧が出ていて、
ちょっと先から風景がしっとりと霞んでいく。

Krakow

Krakow

Krakow

夜になっても霧が出ていて、
まるで空気を見る事が出来るような光景だった。

Krakow
| ポーランド | 18:16 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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