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東欧の街角から日々の徒然
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少女の庭
空に折り重なる雲、その雲の薄いところで
時折太陽が透ける瞬間のあった今日のブダペスト。
日本では節分、今日を境に暦上では春が始まる
でも、ブダペストの春はまだ先の話となりそう。

去年の10月、ルーマニア、マラムレシュ地方の
ロザブレアと言う村を訪ねた。村の裏手を流れる
小川の向こうにあるユダヤ人墓地を訪ね、
その帰りに、古い木造の教会に寄った。

ロザブレア

マラムレシュ地方の村に点在する古い木造の教会は
ユネスコの世界遺産に登録されている。
ロザブレアの教会内部には色鮮やかな壁画が残っていた。

ロザブレア

ロザブレア

ミサに使われる十字架。

ロザブレア

教会の前で少女に出会った。

ロザブレア

すぐそばに住んでいると言う少女はわたし達を家に誘う。
少女の家にはツイカ(果物の蒸留酒)を蒸留する小屋があった。
夏の終わりから秋にかけて収穫したプラムが発酵するこの季節、
蒸留器はフル稼働で村のツイカを仕上げていく。

ロザブレア

数ある果物の蒸留酒の中でもプラムは最上級とされる。
出来上がったばかりのツイカをすすめられ味見、
混じり気のないピュアな味、鼻にぬけるプラムの香り、
満足したわたし達は、その場でツイカを売ってもらう。

蒸留小屋を出ると、少女が庭に向かって叫んだ。

『マァリアナァ〜』

その声で振り返ったマリアナ

ロザブレア

少女はわたしの手を引いて、
家で飼われている動物を一匹ずつ見せてくれる。
そのすべてに名前がついていた、この庭の動物達は彼女の友達だ。

ロザブレア

ロザブレア

頼んだツイカがペットボトルに詰められた。
それを車のトランクにおさめる。
そろそろ、次の村へ向かわなくてはならない。
少女は、ちょっと待つようにわたし達に告げて
家の横に生えているブドウ棚に手を伸ばす。

ロザブレア

笑顔と一緒に手渡された小ぶりの赤いブドウは
甘酸っぱく、少女の庭を暖める太陽の味がした。

ロザブレア
| ルーマニア | 21:35 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
この教会の内部、すごいです。日本の古墳の内部か
法隆寺とかを見ているような気分です。文恵さんの
マラムレシュ参り、頷けます。
実はツイカの製造現場って初めて見ました。家内の
実家でも作っているのですが、村の寄り合い所か
何かにあるところで作っているそうで、実際にその
現場には居合わせたことはありません。今日から
ウチのスタッフ(マギャール)がブダペストへ1週間
行きました。お土産のトカイがすごい楽しみです♪
| naolicu | 2006/02/05 6:48 AM |

ツイカの製造現場、実は危険地帯です。ノンストップのバーになりますからね、しかもお会計無しで(笑)。村人達は自宅で発酵させた果物を、蒸留器のある小屋に持っていって蒸留させます。たぶん奥様の実家のある町にも共同で使用する蒸留器があるのでしょうね。
| sun | 2006/02/05 9:28 AM |

こんにちは、Naolicuさんのところから飛んできました。
ルーマニア歴は革命前の1987年以来になります。
にもかかわらずなかなか時間がとれず、肝心のマラムレ
シュだけ行けていないのです。
まだ見ぬマラムレシュのお裾分けをいただいたようです。
| Bunaziua | 2006/02/06 1:22 AM |

Bunaziuaさん、はじめまして。
ルーマニアって広いですよね。わたしは、トランシルヴァニアやモルダヴィア地方に行く事が多く、ブカレストをはじめルーマニアの南側半分に行った事は数えるほどしかありません。のんびりペースですが、またルーマニアの写真も載せていきますので遊びに来てください。
| sun | 2006/02/06 4:29 AM |










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