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東欧の街角から日々の徒然
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リサイクルのジレンマ
ブダペストで暮らし始めた頃は、分別の無いゴミの出し方に戸惑った。
買い取ってもらえるボトル類、例えばビール瓶、ワインの瓶、
シロップの瓶、ウォッカの瓶、ミネラルウォーターのペットボトルなど、
それら以外はすべてまとめてゴミとなった。

ブダペストに来る前に滞在していたベルリンでは
瓶、缶、紙のリサイクル用の巨大なコンテナがあったし、
生ゴミは有機ゴミとして別に収集されている事に感心した。

そんなブダペストにもEU加盟を前にして、
リサイクル用のコンテナが少しずつ並び始めた。
透明の瓶、色のついた瓶、缶、ペットボトルなどプラスティック、紙、
5色に分かれたコンテナにそれぞれを投げ込む。

我が家から歩いて5分ほどのところにも設置され、
以来、それらの資源ゴミを集めてはリサイクル用のコンテナに通った。
5分と言うと近く感じるが、瓶などの詰まったビニール袋を
両手に持って歩くには、結構距離がある。それでも、真夏の暑い日も、
凍るような寒い冬の間もえっちらおっちら歩いてリサイクルに励んでいた。

2月の初め、わたしの通っていたリサイクル用コンテナのうち、
紙用の青いコンテナが燃えて溶けた、理由は分からない・・・。

リサイクル

そして、2月のある日、いつものように
リサイクルの場所に行くと一台のトラックが止まっていた。

リサイクル

資源ゴミ収集車はコンテナをクレーンで吊り上げ、
荷台の上に寄せてコンテナの下の部分を開き、
貯まった資源ゴミを荷台にぶち巻きコンテナを空にする。

でも、この日、目にしたのは普通のトラック、
コンテナに貯まった資源ゴミを回収するのではなく、
コンテナそのものを荷台に乗せている。

リサイクル

わたしはその状況に戸惑った。
とりあえず、わたしの持っていった資源ごみは
トラックの運ちゃんに引き取ってもらったので良かったけど、
状況が把握できなかった。

そして、その日以来リサイクルのコンテナは撤去されてしまった・・・。

リサイクル

今日、仕方ないので別の場所にある、
やはり我が家から歩いて5分ほどの場所にあるコンテナへ足を運んだ。

だけど、その場所にあったはずのコンテナがなかった。
自分の目を疑う、え、ここも撤去されちゃったの?

EU加盟前だからゴミをリサイクルしているように見せかけて、
加盟した後はリサイクルなんてしないよ〜と言う態度?

自分をエコ人間とは思わないけど、少なくとも
リサイクルぐらいしようじゃないかと言う心意気を
無下にされたようでやたら腹が立った。そして、両手にぶら下げた
ビニール袋は資源ごみでパンパンに膨れている。

このまま帰るわけには行かない・・・。別の場所を思い出し市電に乗った。
何年も住んでいる自分の家の近所でも、観光地以外の場所にいるアジア人は
やはり目立つ、しかも、ゴミ袋をぶら下げたアジア人が市電に乗っている、
周りの視線がちょっと痛い。

3駅目で降りるとリサイクルのコンテナがあった。
この場所は我が家からだと歩いて10分以上かかる、
しかも大きな工事現場の前で大型のトラックが止められていたりする。
このコンテナが撤去されるのも時間の問題?
リサイクルを続けていけるかどうか、チラッと不安を覚えた。
| ブダペスト日々徒然 | 23:51 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
電車代を払って、資源ゴミを出しに行くその心意気!!
あなたの友人であったことをほこりに思うわ。
何が大切なのか、見えにくい世の中だなあ。
| amu | 2006/03/17 11:06 PM |










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