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東欧の街角から日々の徒然
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ウクライナからの知らせ
ちょっと前に悲しいニュースが届いた。
ハンガリーとルーマニアの国境に近い
ウクライナの小さな町 Tjaciv (ハンガリー語ではTécső)に住む
ツィンバロム奏者、ミシャが亡くなったのだ。

Tecsoi banda

彼らの住むティサ川沿いの町に、
わたしは残念ながらまだ足を運んでいない。

ルシン、フツルと呼ばれる山岳民族の住むザカルパッチャ地方、
その町で、代々引き継がれてきた音を演奏する
ジプシー・ミュージシャン一家に生まれたミシャと
アコーディオン奏者の兄、ヨーシュカ、ドラムのユーリはいとこで、
ヴァイオリン奏者のイヴァンはこの町の出身ではないが、
このミュージシャン一家の娘と結婚して家族の一員になった。

Tecsoi banda

彼らはハンガリーのレーベルEtnofonからCDを出していて、
ここ数年は何度もブダペストに来ては演奏している。
その度に時間があれば足を運んでいた、
彼らの繰り出す音はすごい、じっとしては聞いていられない。

Tecsoi banda

ザカルパッチャ地方はもともとはユダヤ人も多く住んでいた地域だ。
彼らのレパートリーには、かつてのユダヤ人コミュニティーのために
弾いてきた曲もある。同居人が追い続けている
東欧ユダヤ音楽の音源はここにも残っているのだ。

Tecsoi banda

ミシャの葬式に行く事は出来なかったけど、
後日、参列した友人がその様子を教えてくれた。
村の女性達の悲しく美しい歌声が響いていたと言う。

バンドのメンバーは当日結婚式での演奏の仕事が入っていて
弟のヨーシュカはミシュの亡骸を埋め、
結婚式のパーティー会場に急いで駆けつけた。
音楽が無くては、ダンスが無くては、結婚式は始まらない。

彼らの土地では音楽が人生の節目に重要な意味を持っている。

Tecsoi banda

(去年10月にバンドがブダペストに来た時に同居人が撮影した
 ビデオです。この夜、ミシャはブダペストには来ていたのですが、
 体調がすぐれずに、演奏することが出来ませんでした。)



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