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東欧の街角から日々の徒然
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山のパガニーニ
ルーマニアの北部、昔ながらの伝統的な生活が、
今でも色濃く残るマラムレシュ地方、緑美しい東欧の秘境。
この地方の村の音楽家を訪ねて何年経つのだろう。

Ionu lu' Grigore

戦前、この地方に住んでいたユダヤ人のために演奏されていた曲を
覚えているロマ(ジプシー)ミュージシャンを探していたので、
年老いたベテランの音楽家を訪ねる事が多かった。

家に招いてもらって、同居人は録音を、わたしは撮影をする、
忘れられない時間がたくさんある。でも、残念ながら、
その後、亡くなったミュージシャンも少なくない、時が経つ事の無常、
戦前の事を覚えている人を探すのは難しい時代になってきた。

Ionu lu' Grigore

ちょっと前、パガニーニとニックネームのついた
サリシュテ村のヴァイオリン弾きの訃報を聞いた。
胸がつぶれる思いだった、
また、ひとつの時代が終わってしまったのかと・・・。

数年前、初めて彼の家を訪ねた時、病み上がりにもかかわらず、
突然の訪問客のわたしたちに、極上の笑顔で演奏を披露してくれた。

Ionu lu' Grigore

2度目に訪れた時は、見違えるように元気いっぱいで、
別の村の音楽家を訪ね、一日中、いろいろな曲を弾いてくれた。
休憩にパーリンカ(果物の蒸留酒)を飲みながら、タバコをふかしながら。



Ionu lu' Grigore

秋の美しい光の中、パガニーニの奏でる音が山に吸い込まれていく。

Ionu lu' Grigore

この豊かな時間を、わたしは忘れない、
きっと天国でも演奏しているんじゃあないかな、笑顔で。

(ルーマニアのテレビの特集、彼の思い出のユダヤのメロディー)


| 東欧音景 | 23:27 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
素敵な笑顔と素敵な音色!!
演奏している姿が見えるのはいいもんだなぁ、と思ったよ。

でも、そんな雪の中で、手はかじかまないのだろうか・・
と余計な心配をしてしまった。

そうそう、前にもらったボブさんのCDもたまに聴いてるのよ。
リアルな感じの音がする音楽って、気持ちがいいもんだね。
| ヤギ | 2009/11/01 9:48 PM |

もっと前から、ビデオ(機能のあるデジカメ、せめて)を
持っていたら、もっともっと、たくさんの、
音楽のある風景を記録できたのになぁ、と、よく思うの。
10年間ここにいて、その間、亡くなった人も多くて、
そこにある瞬間、瞬間を、大切にしなきゃ、って
教えられたよ、人生の先輩たちの笑顔にね:)

ボブのバンドの音、うれしいな、聞いてもらっているの。
新しいCDもリリースしているので、
今度、日本に帰る時(い、いつ?)に、持って帰るね。



| sun | 2009/11/04 8:56 AM |










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